PICKUP.1実践に強い!貫入性能No.1鋼管杭『e-pile next』
今回、S造の1柱1杭基礎工法の採用にあたり鋼管杭/e-pile next工法の短工期、高支持力や不陸地盤対応及び打設施工精度等の利点を考慮いただき受注となりました。また、打設地盤ではGL-26m付近のN値50を超える砂層を確実に打ち抜き、31m以深の安定した支持地盤へ貫入させることも課題となりましたが、e-pile next工法の菱形切削穴による抜群の貫入性能により全数支持地盤まで貫入する事ができました。
元請様には施工地盤の養生、地中障害撤去等ご協力いただき、無事に工事を完了することが出来ました。
☆ご採用いただき、誠に有り難うございました。
PICKUP.2経理マンが行く「生きる」という意味
鬱陶しい梅雨の季節となりました。
この時期を乗り越えて暑い夏が待ち遠しい今日この頃です。
さて、先日元フリーアナウンサーの小林麻央さんが癌の為、死去しました。
連日報道が様々飛び交う中、今現在闘病中の患者の方々にはこの報道がどのように移ったでしょうか。
あるテレビ番組に、家族が現在闘病中だというコメンテーターの方が出演をされていました。この方は麻央さんのブログ配信に対し「もっとがん患者の為の配信をして欲しかった」と訴えておられました。例えば「こんな治療をしたら、こうなった」「これを食べたらこう効いた」など「こんな事をしたら」をもっと配信して欲しかったと述べたのです。
それほどがん患者の方々は人事ではなく、生きる為に必死なのだという切実な思いが伝わってきました。
では、癌は怖い病気なのでしょうか。
50~60年ほど前は、肺結核になると手術で片肺を取ってしまう人が大勢いました。また現代では、肝臓の悪い人に家族が肝臓の一部を提供しそれを移植する、生体肝移植という治療も行われています。
提供する側は肝臓のおよそ3分の1をあげることになり、移植を受けた人は少なくとも手術直後は健康な人の3分の1の大きさの肝臓で生きていくことになります。肝臓の3分の1をあげた人は、残り3分の2で手術直後は生きていくことになりますが、いずれは元に近い大きさに戻り、2人とも生きていけます。
つまり、肺は半分、肝臓は3分の1しか残っていなくても、最低限の機能を維持することができるから、私たちは生きていけるのです。
癌の転移もこれと似ていて、癌が他の臓器に転移すると、残りの正常な部分で臓器機能を維持することになるので、その機能が最低限の機能を維持していれば、死ぬことはありません。癌が増え続ける細胞である以上、いずれは転移した細胞が増えて、生命を維持するために必要な臓器の機能を低下させ、命を失う可能性はあるかもしれません。
しかし、そうなるまでの間、治療でがんの進行を遅らせることもできるのです。
思ったより時間の余裕があるということになりますね。
残念な事に麻央さんは亡くなりましたが、癌=死という、どうしても暗いイメージがつきやすい癌でも、必要以上に事態を悲観してしまわず、存命の為に様々な治療があるという事がわかっただけでも癌は必ずしも怖くないと前向きになれます。
深刻な病気の治療にあたっている患者の方々の経験が次の治療にどれだけ貢献し、医療の進歩に繋げていくのかと思うと、「生きる」という意味を改めて考えさせられました。